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2011年8月30日 (火)

学術講演会に参加して

Dsc00995
先日の日曜日に、福島県歯科医師会にて行われた学術講演会に参加してきました。

今回の講演を行ってくれる先生は、外傷の治療で有名な愛知県の月星光博先生。なかなか東北で聞ける講演ではないので、喜び勇んで出かけていきました。

今回の会場となる福島県歯科医師会は、新しく完成したばかりで、まだ一度も行ったことがなかったのです。案内のプリントには、『会場の駐車所には限りがあるので、出来れば公共機関をりようして~~~』との案内。

しかし、福島市内の地理にそんなに詳しくない私は、早めに出かけて、駐車場をゲットしようという作戦にしました。

私の不覚は、前日の夜、すこし夜更かしをしてしまって、朝起きる時間が遅くなってしまったことです。それでも開始予定の2時間前に出発することが出来ました。

会場に到着したのは、開演1時間前。駐車場はあと5台分くらい余裕がありました。ぎりぎりセーフです。

しかし、この新しい福島県歯科医師会館の立派なこと。会場となる研修会場もとても大きく立派。講師の月星先生もとても感心していました。

1時間前だったので、席に着席している先生はほとんどいらっしゃいませんでした。そのため、一番前の席を確保、時間までゆっくり読書をすることが出来ました。

講演は『外傷歯の判断と治療』です。

Dsc00993内容は、外傷歯に対するアプローチ。考え方。月星先生は、世界中にて講演されているそうですが、その内容のすばらしさに感動してしまいました。

外傷歯の診断は、とても難しいのですがしっかりとした、診断技術を持ち、それなりのスキルを身につければ、かなりの患者さんの苦痛を取り除けると実感。

感心したのは、経過観察の重要性。外傷は、歯牙が感染したわけではないので、歯の変色があったとしても、神経を抜く処置は、必ず必要な訳ではなく、きちんと検査診断を行い、慎重に判断して治療をするべきとのこと。

それと、歯牙の亜脱臼に関しての神経の診断に関してもとても参考になりました。この技術をしっかりと習得すれば、まだまだ削らなくても良い歯(救える歯)を増やすことが出来ると確信。

とても良い講演でした。

今度は、是非、お金を払い、しっかりとした研修を受けてみたいと思います。

今回は、歯科医師会の学術委員の先生のおかげです。こんなに良い研修を企画してくれて。

また、学術の先生に聞いたことなのですが、月星先生も個人的に福島県に多大な寄付を震災の時にされているとのこと。

かなり人間も出来ていらっしゃる。

月星先生ありがとうございました。

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