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しろくま先生のブログ
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2010年11月29日 (月)

翔仁会と顔のほてり

昨日は、東京水道橋のグランドホテル水道橋にて、東京歯科大学同窓会である『翔仁会』の総会が行われました。

私は東北地区のブロック委員を引き受けている関係上、是非、執行部のお話を聞きたいと思い参加を決めました。

会に参加した先生がたは10名弱。

当日、モニターの調子が悪く、みな小さなパソコンの前に集まって、画面を凝視しながらの会議でしたが、逆に連結が強まり、結果的には良かったのではないかというのが私の感想。

正直、こういった会は自分自身避けてきたのですが、参加してみて、執行部の本気度がこちらまで伝わってきて良かったです。参加した甲斐がありました。

会議自体は1時間ほどで終了。

水道橋駅まで行く途中に、大澤先生とお話しながら歩きました。そのときとても良い話を聞いたのです。

この季節になると、とても歯周病の患者さんや口臭が気になる患者さんが増えるのです。その謎を大澤さんが解決してくれました。

冬になると、暖房器具のせいか、顔がほてってしまうことが多いですよね。

その時、口腔内の温度も一緒に向上していきます。そのために口腔内では細菌の繁殖が行われてしまうというのです。

そのため、歯周病や口臭が増えるらしいのです。

対策としては、体を半身浴や運動を行い、体に溜まった熱を体に逃がすと良いらしいのです。

他にも原因を聞いたのですが、ちょっと長くなりそうなので、割愛させてもらいます。

大澤さん、私の言っていることが間違っていたら、コメントください。よろしくお願いします。

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猪狩先生へ

昨日はお疲れ様でした。今思うと30分ほどお茶しながら話をすれば良かったのでしょうが、何故かいそいそと逆方向の電車に乗ってしまいまして(笑)。

そして相変わらずの文章下手。すみませんが頑張って読んでください。

さて、猪狩先生の文中にもありましたが、体の温め方について。

昔の人(我々の子供のころ)は、体の中で冷たくなりやすい手や足をコタツに入れて温めていました。けれども最近はエアコンや床暖房が増えてきて、つまり体を温めるのではなく、空気を暖めるようになってしまった。服を着ていれば肌が出ているのは顔と手だけですから、顔が温度を感じればそれが快適になるわけです。

ところが、顔は快適でも手足まで温まっているかというとそうではありません。そうすると体(と内臓)の温度が低ければ、免疫力や抵抗力が落ちるわけですから病気にかかりやすい。内臓の動きが悪ければ口臭の原因にもなるし、顔の温度が高ければ口の中の温度は下がりにくくなるから、場合によっては細菌の繁殖に絶好な環境が整ってしまう。で気が付いたら歯周病も常態化して・・・つまり快適な生活がイコール健康な生活では無いということもあるわけです。

そう考えると、体調を崩しやすい季節の変わり目や寒い時期に口臭・歯肉炎等が出やすいのは、当然起こりうる症状なのかもしれません。自分達が思っている以上に体が弱いですから(笑)外の変化に体の中がついてこない。

で、そもそも今回の話の発端は、なかなか治らない私の歯肉炎を鍼灸師の弟に治してもらったのが始まりなのですが、原因は「のぼせ」だそうです。

一般的に「西洋」と「東洋」の医学は(極端な言い方をすると)、
西洋医学が『病気を診る』のに対して、東洋医学は『人を診る』治療です。

具体的に言うと、
人間は年をとると老化します。内臓や血管の動きが悪くなったり、手足が不自由になってくる。そうすると大体の人が頭や内臓に血が溜まりやすくなり(熱)、末端の手足は血が届きにくくなる(冷)わけですが、むしろ年を取ればこの状態のほうが自然なのかもしれません。

では、先ほどの私のように、のぼせが原因で歯周病が治ってこない人がいたとしたらどう治療するのか?

私たち西洋医学の人間は病気を治そうとしますから、頭の熱を取ろうとするでしょう。
でも、もし体が冷えている方だったら頭も体も冷えてしまいますから、抵抗力が弱くなり体調不良になってしまうかもしれません。

ところが東洋医学の方は頭の熱を取ることもあれば、逆に冷えている手足を温めて熱を分散させる場合もあるし、両方を同時に治すこともある。人が違えばひとつの病気に対して全く違うアプローチをすることがあるんです。

つまり、人を治す際に気候や食文化が違っていれば、例えば東北と九州の人では治療が変わるかもしれないし、同じ地域でも海側と山側では違うかもしれない(あくまでも可能性ですが)。一人ひとり治療が違うかも・・・これは保険証を持っていれば日本中どこでも「同じ治療」を受けられる私たちから見れば、すごく面白い!と思うのです。

実際の私の治療は、まず冷えている肩と背中の血流を良くする、そして頭ののぼせを体に落とし、手足の末端を温め、さらにのぼせが頭に戻らないよう熱気を体外に出してという感じでした(言葉で書いても分からないですよね、すみません)・・・で、のぼせが引いたら歯肉炎も無くなって。ええショックでしたよ、だって歯医者が歯肉炎治せないんですから、しかも自分の口の中(笑)

話は戻りますが、必ずしも健康な状態が当り前では無い、また体調は常に変化することを前提に考えるのならば、治療の目標が「完治」でなくてもいいし、むしろ体全体のケアに注意を払うようになったほうが、例えばこの寒い時でも口臭や歯周病を減らせるかもしれません。

また、そう言ったほうが治療を受ける側も余裕ができていいのかも。頑張っているのに口の中が良くならなければ、やはり本人は落ち込むでしょうから(原因が周りの環境だとしても自分のせいにしてしまう人も大勢いますし)。でも免疫力を高めるには『笑い』が一番!!!良い時も悪い時もあって当然なんです。多少のことは私たちが受け止めて、前向きにケアしましょう、というぐらいのほうがいいと思います。

長々とすみません、ではまた。来年の三志会の発表楽しみにしてます(^^)。


大澤先生

大変よく分かりました。
ありがとうございます。
あの後、大きな本屋へ行って、
先生のいたことが書いてある本を探したのですが、分かりませんでした。
しかし、西洋医学と東洋医学のバランスの取り方が重要なのですね。
またコメントお願いします。


猪狩先生,お久しぶりです! 亀山です!
さっき,ふと「猪狩さん,元気かなぁ」と思い,ここにたどり着いた次第です.そしたら,どうやら体調不良のようで・・・.もう大丈夫ですか?

家族を日本に残し,3月からベルギーのルーヴェン・カトリック大学で研究生活を送っています.早いもので9ヶ月経ちました.ここ数日,外はマイナス5度以下が続いており,九州出身の僕が初めて経験する寒さに,ただただびっくりの毎日です.

さて,こっちに来てから全く臨床をやっていないので,もう忘れかけていますが,大学の口臭外来で拝見させていただいた患者さんの中には,たしかに「冷え」と「むくみ」のあるタイプの口臭もあれば,東洋医学的に言う実熱タイプの方もいらっしゃいました.歯周病についても,大柄の男性の方などは歯肉の腫れも排膿も豪快ですし,逆に小柄で細身の女性などは,ポケットもさほど深くなく,出血もそんなに多くはないけど,なんとなく全部の歯が動揺している,東洋医学で「虚証」と言われるタイプの方もいますし.
僕の場合,漢方薬を使って試行錯誤してきましたが,うまくいったものもあれば,結果が出せず,患者さんの期待を裏切ったことも・・・.

こっちでの生活も,残り3ヶ月です.日本に帰ったら,猪狩先生,大澤先生とお酒でも酌み交わしながら,東洋医学的観点で歯科疾患を語り合いたいな,と思ってます. 

では,お大事に!


亀山先生

お久しぶりです。
本当に偶然なのですが、
私も『亀山先生なにしてんのかな?』
とぼんやり考えていたところなのです。
いや~コメント嬉しいです。
風邪引かないように頑張ってくださいね。
帰ってきたら、合いましょうね。


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