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2010年2月 8日 (月)

インプラントに期待できること

本日は、福島章造先生の著書『入れてから後悔しないために あう入れ歯、インプラント どっちがいいの!?』よりお届けいたします。

◇インプラントに期待できるメリット

歯にはさまざまな働きがあります。食べる、話す、美容などです。

でも、歯が健康なうちは、その歯のありがたみがわからず、歯磨きを平気で怠ったり、あるいは手抜きの磨き方で、歯のメインテナンスに無頓着な方も多いようです。

歯周病で侵されたりむし歯で歯を失って初めて、健康だった歯のありがたみがわかってきますが、そのときは少し手遅れなのです。

通常の入れ歯になると食べる楽しさが半減します。通常の総入れ歯や部分入れ歯になると、大きな床で歯を支えます。熱さ、冷たさや味覚は床で遮断され、鈍感になるからです。

私たちのクリニックでは、そうした入れ歯の不自由さを改善するために、さまざまな入れ歯治療法を提言し、採用してきましたが、インプラント治療では、それがたちまち解決してしまうのです。

インプラントのメリットを紹介しましょう。まず、入れ歯の欠点のほとんどが解決されます。

①『噛めない』『痛い』『はずれる』・・・・など、入れ歯のうっとうしさからの解放

歯ぐきの上に乗せる入れ歯は、とても繊細で不安定です。「噛めない」「痛い」「はずれる」・・・などの欠点を、私たちは入れ歯の精密調整により、時間をかけて解決してきました。

一方、インプラントは、完全に元の健康な歯と同じように、歯ぐきに固定してしまうわけですから、入れ歯治療のような調整期間もありません。ですから、インプラント治療後、たちまち「噛めない」「痛い」「はずれる」・・・などという、入れ歯のうっとうしさから解放されます。

②味覚の回復

上あご、下あごの歯を失った場合は、総入れ歯になります。総入れ歯(部分入れ歯も同じです)の場合は、床とよばれる支えで、口の中全体がおおわれてしまいます。

当然、熱い、冷たいという熱や味覚に鈍感になり、ただ食が細くならないように食べるだけという、空しい食生活を余儀なくされます。

しかし、インプラントは、味覚を遮断するものがまったくありません。ですから、先ほどと動揺に入れ歯の悩みはたちまち解決してしまうのです。

③自然な発音

発音に重要な通り道である口の中に、入れ歯のような障害物がなくなり、その上、健全であったときと同じような歯があれば、自然な発音が出来ます。

もちろんインプラントなら、自然な歯が得られるばかりではなく、床の部分がありませんから、元の自然な発音に戻るわけです。

④健康な歯を削らない、痛めない

例えば、1本の歯を失った場合、部分入れ歯を作って、両隣の歯にクラスプというギラギラしたハリガネで固定するか、両隣の健全な歯を削ってブリッジにします。削られた歯は痛みやすく、何千回、何万回という咀嚼をくり返して、長期的な負担をか欠けているうちに共倒れになり、さらに大きなブリッジになる可能性もあります。

こんな場合でも、インプラントは、両隣の健康な歯に負担をかけることなく、治療を行うことが可能です。

インプラントも入れ歯も歯を失ったときの治療法であることに代わりはないのですが、インプラントは、ハリガネで止めることも健康な歯も削ることなく、単独で失われた歯の回復を解決出来てしまいます。

⑤若返り、歯ぐき(顎の骨)が痩せない

歯ぐきの表面はピンクの粘膜ですが、その粘膜の舌はほとんど顎の骨です。

私たちは、ぴったり合う入れ歯を目指し、歯ぐき(顎の骨)の衰えを防いできたのですが、完全に防ぐことは出来ません。

一方、インプラントんは、顎の骨にちょい説埋め込み(埋入)ます。そのため、顎のの骨に噛む力が直接加わります。

人間の体は、使う部分は強化され発達します。一方、使わない部分は退化します。歯ぐき(顎の骨)も同じです。直接力の加わった顎の骨は、噛むごとにより、つねに負負担がかかりますので、顎の骨は痩せることがありません。

インプラントは、顎の骨を痩せさせないばかりではなく、顎の骨がやせることが原因で、顔がくしゃっとした感じや、それによる口元のしわの増加を防ぐことができます。

つまり、噛めるばかりではなく、若さと美しさを取り戻せ、さらにアンチエイジング(老化防止)も期待出来るのです。そして何より、インプラントは、自然な歯と、何ら変わらないのでうすから若返るのは当然でしょう。

そうはいっても、あるいはインプラントが良くても、熟練した入れ歯にするか、最新のインプラントにするか、最終的に決断するのは患者さん自身です。そして、すべてインプラントにshてくても適応条件などで、出来ない患者さんもいます。

そんな患者さんのために、私たちは、入れ歯とインプラントの複合治療を提案しています。私たちは、入れ歯治療とインプラント治療の両方に高い技術と実績をもっています。だからこそ自身をもって、入れ歯とインプラントの併用を提案できるのです。

参考文献  入れてから後悔しないために あう入れ歯、インプラント どっちがいいの!? 福島章造著 長崎出版                                                       

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