恐竜頭骨に噛み跡
Yahoo!ジャパンのニュースに『恐竜の頭骨に噛み跡』という記事が載りました。
本日は、それをお届けいたします。
白亜紀末期ごろ(6500万年前ごろ)に主に北米大陸に生息した当時最大級の肉食恐竜、ティラノサウルス・レックスは、若い時に縄張りなどをめぐって同種同士でけんかすることがあったようだ。
米ノーザン・イリノイ大などの研究チームが2日までに、米モンタナ州で発見された頭骨化石に、相手にかまれた跡とみられる穴を見つけ、国際的な堆積(たいせき)地質学会の学会誌に発表した。
頭骨化石は11~12歳で死んだ個体のもので、2001年に細かく割れた状態で見つかった。時間をかけてつなぎ合わせたところ、上あごの左側に、右側にはない穴があることが判明。コンピューター断層撮影装置(CT)でも調べた結果、同年代のレックスの歯形と合う穴が4カ所確認された。致命傷ではなく、治癒したとみられる。
争った相手が兄弟姉妹だったか、競合するライバルだったかは不明だが、こうした化石が見つかるのは珍しい。現代では、ワニのクロコダイル類で、若い個体同士がかみ合うことがあるという。
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