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2009年11月 2日 (月)

むし歯や歯周病がなかった先住民

本日は、西原克成先生の著書 『歯はヒトの魂である~歯医者の知らない根本治療~』よりお届けいたします。

◇むし歯や歯周病のなかった先住民

歯の病気には、以前は国民病とも文明病とも呼ばれたむし歯と歯槽膿漏(歯周病)があります。

どうして文明病かと言うと、昔の原始人や類人猿、今から100年前頃のアフリカやオーストラリアの先住民やその頃のエスキモーに、ほとんどむし歯や歯槽膿漏が無かったからです。

そしてまもなくこれらの人々の間に文明が浸透して、生で食べていた食生活が激変し、食物を蒸したり煮たり焼いたりして食べるようになっただけで、一気に文明国の人々よりも歯が駄目になってしまったのです。

これは文明化して加熱食品を食べるようになったのに、歯磨きという高度化した文明の習慣が伴わなかったためです。

加熱食品とは、熱によって食品が消化され、軟らかくなり、栄養が細菌にも消化・吸収されやすくなるために、細菌が歯の表面にべっとりとへばりつき、雪のように食べる度にすこしづつ積もって歯垢が出来るからです。

ことに澱粉や蔗糖を含むものを食べて、ストレプトコッカス・ミュータンスという細菌が口の中にはびこると、むし歯が出来る。雪のようにへばりついた歯垢に唾液のカルシウムが沈着すると、これが石灰化して黒くなって硬くなります。これが歯石で、歯茎の所にぐるりと黒くへばりつくと、細菌の巣になるので歯茎が炎症を起こす。これが歯肉炎です。

さらに進んで、歯の根の表面に歯石が少しづつ触手を伸ばして歯肉炎に入り込んでくると、歯茎に膿が貯まって漏れ出す。それでこの歯周病を歯槽膿漏と呼んでいたのです。

むし歯や歯周病が進むとしばしば歯科で歯を抜かれてしまいます。歯を抜かれると歯がなくなってしまう。これを「歯の欠損症」といいます。

歯がないだけでは病気の気がしませんが、じつはこれもれっきとした病気です。そしてこの歯の欠損症の治療がいわゆる入れ歯です。

今次世界大戦のアメリカ軍では、歯が7本以上ない人は、ないままに軍務につくことは出来ませんでした。国家がすべて14金の入れ歯(金属床義歯)を作ってから戦闘に参加させたのです。食べるということはいざとなるとそれほどにも人間の生活に重要なことなのです。

米海軍も陸軍もこの入れ歯に14金を使うのを止めて、コバルトクロム合金の義歯に変えたのは朝鮮戦争が終わってだいぶ経った1965年頃です。日本では、今も昔も健康保険では、金属床の義歯は出来ません。安価なレジン床(プラスチック)の義歯しか作ることが出来ません。

参考文献 歯はヒトの魂である~歯医者の知らない根本治療~ 青灯社

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