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2009年8月 4日 (火)

最近のむし歯予防

本日は、柴田先生の著書『成長を生かして無理なく美しく 子どもの歯ならび基礎のきそ』よりお届けいたします。

◇最近のむし歯予防

よくキャラメルやチョコレートは歯にとって悪玉のようにいわれますが、砂糖は味覚の発達や精神の安定に寄与いたしますので、摂取すること自体なんら問題ありません。

摂取のしかた、時間や回数を決めないで砂糖を与えることが問題で、むし歯につながります。

お家でのホームケア、まずは歯磨きの習慣を定着させることが一番です。これには規則正しい生活がかかせません。歯磨きをするときには、是非フッ化物配合の歯磨き粉を使ってください。フッ素洗口との相乗効果が期待できます。

また、メルボルン大学のレイノルズ教授は、一日四回、十四日間にわたってCCP-ACP配合のシュガーレスガムを噛む実験を行いました。

一日四回噛むことで、噛まない人より歯の再石灰化の増強が100%以上優れていることがわかりました。なんと2倍以上です。

再石灰化ということは、むし歯予防効果だけでなく、初期虫歯なた治癒するということです。

より効果的な噛み方は、食後のおやつの後、またフッ素配合の歯磨き粉で磨いた後や寝る前に噛むことだそうです。そのとき3~5分程度噛むと、ガムに含まれているカルシウムやリン酸がさらに再石灰化を促します。

カルシウムは現代の日本人で一番摂取量の少ない栄養素の一つといわれています。唾液、フッ素、CCP-APでむし歯予防の相乗効果が期待出来ます。

参考文献 成長を生かして無理なく美しく 子どもの歯ならび基礎のきそ 柴田征紀著 海苑社 

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