学ぶことに対しての姿勢
今月初めにインプラントの講習会へ参加してきました。
目的は、モチベーションの低下を防ぐことと、基本的手技のおさらいのためです。
勉強会や講習会、セミナーへ参加したからといって、毎日の治療に劇的な変化はあまりありません。ただ、診療に対する気持ち、やる気は劇的にかわります。
私は昔から、すごくできが悪くて、成績も大学を卒業し、大学院に進んでも常に底辺をさまよう感じでした。そのため、コンプレックスが他人に比べて以上に強く、在学中は他のことを考える余裕がまったくなく、鬱々とした毎日を送っていました。
何を目標に途中でこの道を辞めることなく、続けてこられたかというと、必ず私には「ヒーロー」がいました。こんな人になりたい、こんな歯医者になりたい、という憧れの人が必ずいたのです。
当時、私のヒーローは現在でも大変お世話になっている吉田先生(吉田デンタルクリニック 京橋インプラントセンター所長)です。学生の時は、全く雲の上の存在で全く近づくことも出来ませんでした。
しかしチャンスが訪れました。吉田先生の患者さんを一人担当することになったのです。
必死に吉田先生の手技を盗み見していたのを覚えています。その後、ご縁があって今でも大変親身に指導して頂いております。
数多くのインプラントが存在していますが、私は最初から今のインプラントメーカーに決めていました。それは、吉田先生が使っていたからです。多くの手術をともにさせて頂きました。大変勉強になりました。今の私の基礎を作っていただいたと感謝しております。
現在は、また新たな師を見付ける事ができました。しかし、なかなか自分で開業してしまうと直接教えを請うことが難しいので、多くのセミナーに参加することになります。
最初にもいいましたが、セミナーに参加してもなかなか自分の診療スタイルを変えることは難しいです。ではなぜ講習会やセミナーに参加するのか。
それは彼らの生き方、ポリシー、患者さんへの気持ちなどを買いに行くのかもしれません。
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