指しゃぶり、おしゃぶりはいつまで続けていいの?
本日は、「AERA with Baby 08 春号」より赤ちゃんの口の中も成長しています からお届けいたします。
指しゃぶり、おしゃぶりはいつまで続けていいの?
赤ちゃんにとって指をしゃぶるのは意味のあること。
胎児の頃は、指をしゃぶり羊水を飲んで哺乳の準備をします。生後2~3ヶ月になると、自分の手をしゃぶってその感触を感じながら自分の体とほかのものとの区別をしていきます。
おしゃぶりを使う赤ちゃんもよくいます。おしゃぶりを使うと鼻呼吸が育つという人もいますが、赤ちゃんは生まれつき哺乳しながら鼻呼吸するもの。おしゃぶりの効能は、吸うと気持ちが落ち着くことにあります。
指しゃぶりとおしゃぶりは、長年続けると問題になります。小児科と小児歯科の保険検討委員会は2005年におしゃぶりについて「乳臼歯が生えそろう2歳半、さらに3歳過ぎまで使用していると噛み合わせの異常が生じてしまう」と指摘しました。噛み合わせに悪いのは指しゃぶりも同じ。スキンシップやおしゃぶりを楽しみながら、遊ばせて気分をそらしたりおしゃぶりを使う回数を減らすようにして、徐々にやめていきましょう。
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