思いやりのある診療が出来ればと
毎日、多くの患者さんとお話をしますが、とても勉強になります。
私は歯科医師で、しろくま歯科医院は診療所ですから、やはり歯や口腔に悩みを抱えた患者さんが来院するということになります。
そこで、患者さんとお話すると、色々な事情が分かってきます。
これは、あくまで私の意見です。歯科医師全体の意見と言うわけではありません。
歯科というのは、医科と違い、命に関わる病気というのは開業医レベルではあまり多くはありません。しかし、歯科治療は生活のレベル(QOL:クオリティー・オブ・ライフ)に非常に関係してきます。“歯がしみる”“噛むと痛い”“人前で笑えない”“痛くて眠ることも出来ない”等々・・。そのため、患者さんによって、望むべき治療の内容(GOAL)はまちまちだと思います。そのため、治療法の選択は、患者さんの生活の質を満足させることに重点をおいた選択をすべきではないかと私は思います。
ですから、歯科の治療としては、「こっちの治療」の方がよいとか、「こっちの治療」が優れているという事は決してないと思います。歯医者だけの意見で、患者さんの生活の質を変えてしまってはいけないと思うのです。
すこし分かりづらい話ですが、高い治療だけが、その患者さんにとってベストの治療ではないと思うのです。
すこしでも患者さんの目線にたって診療ができればいいなといつも思っています。
先生の意見や姿勢有難いです。