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2007年11月13日 (火)

栄養器

本日は、花田信弘先生、井田亮先生、野邑浩美先生のお書きになった「むし歯・歯周病」からお届けいたします。

歯は生きるために欠かせない「栄養器」である。

歯が悪くなったら、入れ歯をいれればいいや、と思っているあなた。自前の歯がないと大変な事になりますよ。

歯は取り替えのきく部品なのか?

歯が痛くなった事がある人なら、その辛さは分かるはず。なにも食べられないし、水を飲んだだけでしみたりします。

そんなとき、歯がいかに大事な働きをしているのかがわかります。しかし、のど元過ぎれば何とやらで、痛まないかぎり歯の存在すら忘れがちです。

こんなに大事な歯を、体の部品の一つとして軽く考えている人が圧倒的に多いようです。だから、悪くなったら抜いて入れ歯を入れればいいと思うのかもしれません。

しかし、歯が無かったらどうでしょう。食べ物を噛むことも出来ないので、ドロドロの液状のものしか食べられません。

口から食べることが出来なければ、免疫力が落ちて、病気にかかりやすくなります。さらに気力もなくなり、最近の研究ではボケも進むことが明らかになってきました。

歯が無いとしゃべる事もおぼつかなくなります。コミュニケーションもとりにくくなります。

「栄養器」」がなければ生きていけない

私たちは、歯の重要性を認識してもらうために、明治時代には存在した「栄養器」という言葉に改めて光りを当てたいと思いました。

「栄養器」という言葉は聞き取れないと思いますので、すこし説明しましょう。

人間は食べなければ生きていけません。生きるために食べるとき、最初に食べ物を体に入れる働きをするのが口です。口は体に栄養を取り入れる機能を果たす「栄養器」なのです。

人が健康を維持していくうえで、柱となるのは運動と栄養です。現代人の多くが悩まされている生活習慣病を防ぐにも、適度な運動と、バランスのとれた食事(栄養)が重要であることは誰でも知っていることです。

この大切な栄養を体に取り入れるのが「栄養器」の働きです。

自らの意思で動かす事の出来る臓器

食べものが口の中に入ると、口をもぐもぐさせ、歯でガチガチ噛み、舌で混ぜ返し、食べものを飲み込みやすくします。これが「栄養器」の働きです。

このときに動く筋肉は、私たちの意志で動かすことの出来る随意筋です。食べた本人の意志で、口の筋肉は動かしています。

「栄養器」は自分の意志でコントロール出来る体の機能なのです。ところが、その後、飲み込まれた食べ物は食道を通って消化器に送られていきますが、消化器は「栄養器」と違って、食べた本人の意志とは違って、食べた本人の意志とはまったく関係なく働きます。筋肉の働きでいえば、不随意筋(意志によって動かす事の出来ない筋肉)の働きによるものです。

たとえば、消化器の働きを活発にして消化力を増して欲しいと考えても、自分の意志で消化器に働きかけることはできません。

しかし、「栄養器」である口の働きは自分の意志でコントロールが可能です。顔の筋肉を動かして、口をもぐもぐさせられますし、顎を動かして、歯を上下させたりすり合わせて、食べ物を細かく砕き、すりつぶし、唾液と混ぜてドロドロにして、より消化しやすい状態に自分の意志で持っていけるのです。

これはとても重要なことです。生きるため、さらに健康維持のために働く機能のうち、自分の意志でコントロール出来るのですから、「栄養器」の役割をきちんと理解して、これを十分に活用させる必要があります。

参考文献 むし歯・歯周病 花田信弘、井田亮、野邑浩美共著 小学館

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自分の意志で動かせる 栄養器
大事にしたいです。


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