人には自然治癒力がある
本日は、日本デンタルコンシェルジュ協会編集、佐伯健太郎先生が執筆代表である「噛み合わせが教える健康の秘訣」からお届けします。
人には自然治癒力がある。
病気を治すのは、人間が生まれつき持っている免疫力や自己再生能力といった「自然治癒力」です。
風邪を引いた場合、たいていは人は医者に行き、薬をもらって飲むと思います。薬を飲めば、数日のうちに風邪が治るため、薬が効いたと思うでしょう。しかし、、処方された薬は、多くの場合が解熱剤と抗生物質で、風邪の原因であるウィルスを退治するものではありません。
抗生物質を投与するのは、扁桃腺の腫れや肺炎といった、いわば風邪の二時症状に効果があるからであり、風邪そのものにはまったく効果がないのです。
風邪を引いたら卵酒でも飲んで、温かくしてよく眠れば治るといいます。また、抗生物質を飲んでも飲まなくても、風邪の治癒期間に差はないという調査結果もあり、普通の風邪なら抗生物質を飲む必要はないのです。
では、何が風邪を治したのでしょうか。
転んだり刃物で指を傷つけたりしたときなど、最初は出血し激しく痛みますが、時間が経てばかさぶたが出来て血がとまり、気がついた時には痛みも遠のいています。身体の傷が治るのも、どちらも人間に本来備わっている力です。自分の身体を自分で治そうという力・・・・それが自然治癒力なのです。
病気を治すのはまず自分。それを忘れてはいけません。医者にかかればどんな病気も治してもらえると思いがちですが、医者に出来ることは限られています。
どんな医者でも、一番大切なのは、患者さん自身の病気を治す力であることを知っています。古代ギリシャの医学の祖・ヒポクラテスも「人間は自ら治す力を持っている。真の健康とは、自然の治癒力を付けることである。医者はこれを助ける役目をするだけである。」といっており、紀元前から現代まで、病気に対する認識は変わっていないのです。
参考文献 噛み合わせが教える健康の秘訣 日本デンタルコンシェルジュ協会編集、佐伯健太郎代表執筆 メディアポート
いつも自然治癒を信じて、第一に思っています。