20%以上!
厚生労働省が実施した「2005年歯科疾患実態調査」によると、80歳で自分の歯が20本以上ある人の割合が21.1%となり、1987年の調査開始以来、初めて20%を越えました。
厚生労働省では、日本歯科医師会とともに各団体・企業に協力を呼びかけ、2000年12月に「財団法人8020推進財団」を設立。
“80歳で20本以上の歯を保とう”という主旨の『8020(ハチマルニイマル)運動』を推進しています。
この運動では、「2010年の時点で、80歳で自分の歯が20本以上ある人に割合が20%以上」という数値目標を揚げていましたが、これを5年はやく達成出来たことになります。
歯科疾患実態調査は、6年ごとに実施されており、1999年の前回調査時には、80~84歳で、自分の歯が20本以上ある人の割合は13%という結果。
6年の間に8.1%も成績がアップしたことになります。また、1人平均の歯の本数も全体的に増加傾向にあり、80歳の平均は約10本です。
厚生労働省では、国民の歯科保険に対する関心が高まったことや、なるべく歯を残そうとする保存的治療が広まっていることがこれらの結果の理由とみています。
親不知をのぞく28本のうち、自分の歯が」20本あれば、ほとんどの食物をかみ砕いて、おいしく食事が出来ます。
80歳になっても、おいしく食事をして欲しいという願いから掲げられた「8020」という数字。高齢になっても明るく豊かに生きるため、「80歳で20本以上」を目標に、しっかりと歯をケアして生きたいですね。
参考文献 歯と歯磨きを科学するデンタルマガジン 朝昼晩19号 日本歯科医師会
8020 頑張るゾー!!