パニック障害3
本日はパニック障害の3回目です。
パニック障害に関連する病気がいくつかあります。それを2日に渡ってお伝えいたします。
不安と恐怖はどうちがうのか?(内部からくる不安、外からくる恐怖)
もともと恐怖や不安は、危険から身を守るための防御反応です。恐怖や不安を感じるからこそ、注意深く対処することができ、また困難も乗り越えよという意欲もかき立てられます。
ちなみに「恐怖」と「不安」は厳密には違います。対象となる要因が外的なものなのか、内的なものなのかで分かれます。
不安障害という心の病になると、恐怖にたいして過敏になり、苦しいほどの不安を感じる様になります。不安は不安をよび、もともとパニック障害の人が、他の不安障害を併発することもめずらしくありません。
★恐怖症
①特定恐怖(特定の場所や物に対して、異常に恐怖心をもつ)
- 高いところや嵐
- 病気
- 動物
②社会恐怖
人前に出るとあがってしまう「対人恐怖症」などのように、人前や公の場で恥じをかくことを恐怖に思い、避けるようになります。
③広場恐怖(逃げられない場所が怖い)
もし、パニックになったら人前で恥ずかしい思いをする場所、すぐに逃げられない場所、あるいは助けを求められない場所にいることに不安を感じる
★不安障害
①強迫生障害
何度も手を洗わないと気がすまない、鍵をかけたか何度も確認してしまう、といったある考えが頭から離れず、実行しないと不安になる状態です。
自分でも意味がないと分かっていてもなかなかやめることが出来ません。
②全般性不安障害
ある特定のものに対する不安ではなく、漠然とした不安が、6ヶ月以上続きます。
日常の出来事に対して、イライラして落ち着かず、緊張しています。肩こりやめまい、頭痛、動悸、不眠などの身体症状を伴うこともあります。
③パニック障害
④ストレス障害
大災害や交通事故、暴力、ビル火災など、心身に大きなショックを受けた後に、その出来事がよみがえり、起きた場所や人を避けようとします。
症状の持続期間が4週間までなら急性ストレス障害、それより長ければ外傷性ストレス障害(PTSD)と呼びます。
⑤パニック障害
明日へ続きます。
参考文献 パニック障害 心の不安はとり除ける 渡辺登著 講談社
中には私自身あちこち当てはまる部分があります、
今 マスコミで取り上げている ナントカ横綱もそうかな?