肉食礼讃
今年の夏は非常に暑い日が続いていますね。
みなさん如何お過ごしでしょうか?
お盆休み中の事のなのですが、行くところも無かったので、
本屋の中にある喫茶店で、長い時間すごしました。手持ちの小説に飽きたので、喫茶店を出て、雑誌を数冊購入し、また喫茶店に戻りまったりとした時間をすごしました。
その購入した雑誌のなかに、ENGINEという車の雑誌も含まれていました。
なぜか、車の雑誌なのに、お肉についての記述があり、またそれがおもしろかったので、今日は書いてみようと思います。
薬日本堂株式会社漢方スクール専任講師であり、国際薬膳師でもある赤松陽子さんのエッセイです。
肉食礼讃。
薬膳では、足のあるもの(動物)には力があり、人間の体にもパワーを付けると考えます。すべての源である気を増すのは、肉です。
代謝が悪い人、倦怠感がある人、根気がない人は、お肉を食べましょう。野菜だけでは力がつきません。
夏に良いお肉は、なんといっても豚肉です。すべての食物を(体が)「冷えるか」「温まるか」に分けて考える漢方では、豚肉は体を冷やす肉です。
たとえ、温めて食べても、食べた後には体の余分な熱がとれます。ですから沖縄などの暑い地方で豚を良く食べる習慣があるのは、その意味で道理にかなったことです。
また、豚肉には体の潤いを保つ効果があるという点でも、汗で体の水分が出ていきがちな夏に適しています。ただし、豚といっても「豚足」は例外で、体を温める効果があります。血液を補う効果や美肌効果があり、シワ予防にも効果的です。
豚肉以外の一般的な肉は、体を温めます。牛肉の良さは、食べるとおなかが強くなることです。細かく切って焼いたり煮たりした料理は消化がよく、少量で多くのパワーがもらえます。
羊は特に体を温める力が強い肉です。夏でもクーラーで体が冷えてしまうような人には、羊料理がお勧めです。
鶏は1年中、だれにとっても良い肉と言えるでしょう。やる気を増やしたり、疲れをとったり、血液を補う作用あり、体が強くなります。
元気がないときは「鶏!!」と覚えてください。ローストチキンのような塊の状態で食べるより、「バンバンジー」のように細かく切って調理したほうが体にいいですね。
正しい肉の食べ方
日本の肉食文化は西洋から入ってきたため、西洋式の肉の食べ方が広まっていますが、元来が穀物食の日本人は西洋人より腸が長く、胃も弱いので、本当は西洋式とは調理法を変える必要があります。
まず、肉は細かく切る事です。そうすると少し噛んだだけでも栄養が吸収できるので、おなかに優しく、体に体力が付きます。生肉は避け、火を通しましょう。
夏はあまり油を使わず、煮込みやスープで使うのが基本です。なぜならば夏は喉が渇くため冷たい水をたくさん飲みがちですが、そこで脂肪の多い肉を食べると体の中で油が水で冷やされて消化不良になりやすく、胃に負担となります。ですから、温かい煮込み料理やスープにして、油を冷やさないようにしながら栄養を吸収するのが良いのです。
それから、肉を食べる時には、大根を食べると消化が早くなります。韓国料理のユッケに大根が添えられるのは、その消化促進剤作用が体験的に知られているからでしょう。
肉料理はレタスサラダではなく、大根サラダと共に楽しみましょう。
日々お肉を食べるように心掛けたいと思います。
おおっ。肉は体を温めるものとばかり思ってました。
知らなかった~。そうか~。
細かく切って食べたほうがいいのですね。
勉強になりました~。実践してみます。
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