パニック障害1
私の診療所を最初に受診するいわゆる「初診」といわれる患者さんには必ず「問診票」という紙に自分の症状や既往歴を記入してもらっています。
その「問診票」の中に、最近目立つ言葉があります。
それは「パニック障害」という言葉です。
患者さんにとっては、非常に重大な事で、歯科医の私も、この事に関しては無視出来なくなってきました。
不定期にではありますが、パニック障害についてまとめてみましょう。
パニック障害は、突然、激しいパニック発作に襲われ、発作がまた起こるのではないかと不安になる病気です。
以前は、心臓神経症や不安神経症、自律神経失調症などと呼ばれていました。最近は、パニック障害という病名が浸透し、病気に気づく人も多くなってきました。
症状その1
「死」を意識する切迫した恐怖感があります。以下の症状のうち4つ以上が同時に起こり、10分以内に急激に高まり、急速におさまっていくものです。3つ以下の場合は、症状限定性発作といい、パニック発作(検査で身体に異常がないと確認されたもの)とは区別しています。
- 動悸、心悸亢進または心拍数の増加
- 発汗
- 体の震え
- 息切れ感または息苦しさ
- 窒息しそうな感覚
- 胸痛または胸部不快感
- 吐き気または胸部の不快感
- 目眩、ふらつく感じ、気が遠くなる感じ
- 現実感がない、離人症状(自分が自分でない感じ)
- 気が変になるのではないかという恐怖
- 死ぬ事に対する恐怖
- 皮膚感覚のマヒ、うずく感じ
- 体全体の皮膚が冷たい、または熱いという感じ
今後もパニック障害に付いての症状の分析お行って行きます。
また、歯科の問診票には、心当たりがある方はしっかり「パニック障害」と書いた方がいいと思います。
参考文献 パニック障害 心の不安は取り除ける 渡辺 登監修 講談社
余り知りませんでした、
症状にあたいするのは一つぐらいかな。