入れ歯チェック
今日は、技工士さんが書かれた本から、入れ歯のチェックについて、抜粋しました。
自分で出来る入れ歯チェック
1.入れ歯全体を指で押さえて、痛いかどうか
人差し指と中指で、入れ歯の歯の部分全体を歯肉の方に押したとき、痛みを感じれば、それは入れ歯の床の部分と歯肉がぴったりとあっていない証拠です。床の形を正しくすることが大事です。
2.噛み合わせをチェック!カーボン紙で、点の当たり方をみてください
カーボン紙を割り箸に挟んで、口の中でカチカチ噛んで、入れ歯の人工歯に印記される点をみてください。すべての歯にまんべんなく当たっていれば、バランスのいい入れ歯ですが、点が薄かったり、変なところに当たっていると、入れ歯は噛んだときに痛くなるはずです。噛み合わせの調整に行きましょう。
3.上の入れ歯と下の入れ歯を合わせて横に移動するかどうか
カチッと噛ませた状態で、左右に動かなければ、入れ歯がロックされていると考えてください。顎が左右に動かないと、野菜の繊維や肉の筋などは食べられません。
4.歯の部分(人工歯)に山があるかどうか
山のない歯は平面で当たっていて、力を加えたり、硬い物をパリッと割ることは出来るのですが、野菜の繊維や肉の筋、スルメなどをすり切るのは難しく、最後まで口の中に残ってしまう事になります。これでは消化によくありません
5.入れ歯の表面を良く見てください
入れ歯の床などの表面がザラザラしていたり、突起物があると、粘膜を傷つけます。また、口腔衛生上も不潔です。そのような入れ歯は仕上げが悪いという事になります。しっかり研磨してもらいましょう。
参考文献 歯科技工士が書いた入れ歯至急相談室 宮野たかよし著 現代書院
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