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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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2007年3月30日 (金)

歯科用具

今日は、花田信弘先生の「もう虫歯にならない」からお送りいたします。

用具あれこれ

虫歯の予防には個人の努力が必要なことは言うまでもありません。

まず歯磨きです。

1日1度は時間をかけて、歯の汚れを落とすことです。

1日3回食後3分以内に3分間歯磨きをという3・3・3運動が奨励された時期もありましたが、それにはあまり医学的根拠がありません。

食べ物に含まれた糖(砂糖)がミュータンス菌にとり込まれて、バイオフィルムが作られるまでに18時間以上かかります。

ですから、1日1回でもいいから、しっかり時間をかけて歯の汚れを落とすことに重点を置くことを今は提唱しています。

プロがやっても歯の汚れを取るには1時以上かかります。そのことを頭に入れておいてください。鏡を使いながら、磨き残しが無いように、一日20分くらいはかけて欲しいものです。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを使って歯と歯の間の汚れも落としましょう。

歯と歯の間は歯ブラシの先も届きにくく、汚れが残りやすい所です。歯と歯の間の虫歯は検診でも発見しにくいので、発見したときにはかなり進行している事も多いようです。

デンタルフロスを使った事が少ない人が多いかもしれませんが、歯周病予防には欠かせない道具です。

宣伝では見たことあるけど、使い方がわからないという人のために、使い方を紹介しておきましょう。

デンタルフロスを40㎝ほどの長さに切り、両端を左右の中指に2・3回巻き付け2~3㎝の間隔をとって人差し指と親指でデンタルフロスをつまみます。

ピント張って、歯と歯の間にノコギリを引くように前後させながら入れていきます。

歯の側面に沿って2~3回上下させます。すべての歯の間を掃除していくと、デンタルフロスに黄色い汚れが付いたり、歯と歯の間に挟まっていた食べもののかすが取れ、びっくりするはずです。

最初は使いづらいかもしれませんが、慣れればむしろ、しないと気持ち悪いくらいです。

うまく使いこなせない人は、デンタルフロス用のハンドルを利用したり、糸ようじを使うといいかもしれません。

歯と歯の間にかなり隙間がある場合には歯間ブラシを用いた方が良いでしょう。歯間ブラシも太さがいろいろありますから、歯の隙間にあう太さを選びましょう。

基本的な食べ物による歯の汚れは、唾液が十分出ていれば落とせます。繊維性のものをよく噛んで食べていれば歯の平面の汚れは取れるはずです。歯をいい加減に磨くくらいならリンゴを1個食べた方がずっときれいになるくらいです。

ただ、歯と歯の間の汚れは取れません。ですから、歯ブラシよりむしろデンタルフロスや歯間ブラシの方が重要だと思います。

最近、キシリトールガムが普及していますが、キシリトールは白樺や樫の木から生成される糖アルコールで、砂糖に近い甘味を持つ天然の甘味料です。

ミュータンス菌が乳酸を作りだす時の餌にならないので、虫歯の原因になりにくく、長期的にとると、ミュータンス菌の数を減少させることも観察されています。

しかし、これを取っていれば虫歯にならないというわけではありません。フッ素と同じように補助的に使うものとして位置付けてほしいと思います。取りすぎると下痢をしやすいという欠点もあります。

すでに入れ歯(義歯)の人は、入れ歯が合わないと周囲の歯や歯肉に傷をつけ、歯周病を悪化させることもありますから、義歯の調整をしてもらうという意味でも検診が大切です。

また、義歯には大量のバイオフィルムが付きますから、毎日清掃する必要があります。毎晩寝る前に義歯をはずして洗ってください。

参考文献 もう虫歯にならない 花田信弘著 新潮文庫

歯磨き、毎日 毎回してきましたが、
振り返ってみると正しい歯磨きではなく、
反省しきりです。
現在の歯磨きも正しいか不安です。


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