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2007年2月14日 (水)

噛みごたえのある食材を選ぶ

今日のエッセーは、歯学博士 笠茂亨久先生の著書「歯はいのち」からお届けいたします。

「噛みごたえのある食材を選ぶ」

時間に追われている現代人は、食べること=栄養補給と考えがちです。しかし、、食べるという行為は、何も単なる栄養摂取ではありません。もっと噛んで味わう時間を大切にしたいものです。

まず、食材には出来るだけ噛みごたえのあるものを多く使うことです。食材を変えるだけで、自然と噛む回数が増え、唾液の分泌も促進されます。

主食の米は、精白米よりも、玄米や胚芽米、雑穀米を。パンも精白されて柔らかいものよりも、全粒粉や胚芽付きの小麦からつくった硬めのパンのほうが、お奨めです。

食材によって、噛むのに要する力がどのくらい変わるか見てみましょう。

斉藤滋先生によれば、昔からあるみりん干しは一平方センチメートル当たり約36キログラム、せんべいで約14キログラム必要ですが、それに対して現代食を代表する、例えば、ハンバーグなどは2キログラム、ラーメンに至っては0.6キログラムです。

現代食ではほとんど噛まなくても済む柔らかい物に人気があります。これでは、身体に対する咀嚼の刺激が少なすぎます。

さらに、食物繊維の多いものを多く取ると良いでしょう。ゴボウ、レンコン、芋などの根菜類、大豆やインゲンなどの豆類、こんにゃく、ごま、ひじきなどは食物繊維が豊富で噛みごたえがあります。

とくに、乾燥食品は、噛むためには大変有効な食材です。

魚の干物を始め、納豆、あぶらげ、高野豆腐といった大豆加工食品、さまざまな乾物類は、昔の人にとって食品保存の知恵でしたが、それらは同時に、噛む力を鍛える事にも役だっていたのです。

参考文献 歯はいのち  笠茂亨久著 文藝春秋出版 

何時も 噛む を心掛けたいと
思うし、そうしているつもり、噛みごたえ
の有るものは 美味しいとおもいます。



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