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2006年10月22日 (日)

食文化と食生活指針2

昨日からの続きです。

健康作りのための食生活指針(対象特性別)

厚生省は個々の人の特性の応じた分かりやすい具体的な目標として、「健康作りのための食生活指針(対象特性別)を策定しました。

1)成長期のための食生活指針

・子どもと親を結ぶ絆としての食事-乳幼児-

・食習慣の基礎作りとしての食事-幼児期-

・食習慣の自立期としての食事-思春期-

2)女性(母性を含む)のための食生活指針

・食生活は健康と美の源

・新しい生活と母に良い栄養

・次の世代に賢い食習慣を

・食事と愛とふれあいを

・家族の食事、主婦はドライバー

・働く女性は正しい食事で元気はつらつ

・「伝統」と「創造」を加えて、我が家の食文化

3)高齢者のための食生活指針

・低栄養に気をつけよう

・調理の工夫で多様な食生活を

・副食から食べよう

・食生活の知恵を身につけよう

・おいしく、たのしく、食事をとろう

以上が対象特性別の指針でした。

日本と諸外国の食生活指針の違い

今度は、食生活指針を諸外国と比べてみましょう。

まずは日本人の食生活指針を見てみましょう。

1.食事を愉しみましょう

2.1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを

3.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを

4.ご飯などの穀類をしっかりと

5.野菜、果物、乳製品、豆類、魚なども組み合わせて

6.食塩や脂肪は控えめに

7.適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を

8.食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も

9.調理や保存を上手にして無駄や廃棄を少なく。

10.自分の食生活を見直してみましょう

次にアメリカと比較してみます。

「アメリカ人のための食生活指針2005」には、41個の鍵となる推奨項目があります(多いです!!)。

必要エネルギーの範囲内での適正な栄養摂取、体重管理、運動、摂取を推奨する食品、脂肪、炭水化物、ナトリウムとカリウム、アルコール飲料、食品の各項目である。

炭水化物の項目に、「口腔内を清潔にし、糖やデンプンを含む飲料水をとる頻度を減らし、虫歯を防ぎましょう」という推奨事項が示されています。

次は、韓国。

「韓国人のための食品生活指針」にも、「歯を健康に保ちましょう」という項目が含まれています。健康な食生活を送るためには、健康な歯を維持する事が大切であることを、国民の指針の中に謳われていることは、すばらしいことである。

最後にインド

インド人のための食生活指針(1998年)は、「貧しい人のための食事指針」と「豊かな人のための食事指針」に区別されているのです。

我が国の食生活指針にも独持の項目が2つあるように、それぞれの国においても、自国民の食生活について誰もが改善に取り組めるように配慮して作られているのですね。

参考文献 「食文化」の継承と「日本型食生活(食生活指針)」の推奨 西野瑞穂著

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