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2006年9月23日 (土)

子どもの歯を守れ!! 4

子どもの歯を守れ!!の4回目です。

永久歯になる時は要注意

子どもは乳幼期には母乳からお母さんの免疫をもらっていますが、離乳期から12歳ぐらいまでは、免疫機能が十分備わってはいません。

そのため非常にたくさんの細菌の攻撃を受けていることをご存じでしょうか?

免疫機能が備わっていないのに、小さい子はありとあらゆるものに興味をもって触りまくり、舐めたり、口に入れたりします。

「子どもがインフルエンザを幼稚園から持ってきて、家族中にうつったのよ」などといいますが、そのとおりです。

子どもはいろいろなウィルスを家に持ち帰ってきます。免疫力の弱っているお年寄りにとって、子どもは危険な存在といえます。外から帰ってきた孫を膝に抱きかかえるなどもってのほかといいたくなるほど、子どもは細菌だらけということを知っておいてください。

とくに離乳期は免疫力が一番低い時です。さまざまな病原体に感染する心配もありますが、虫歯菌についても同じです。こんな時に虫歯菌に感染すると急激に広がる恐れがあります。

幼稚園で「みそっぱ」といって虫歯で歯が真っ黒になってしまった子どもを見たことがあるでしょう。あれも虫歯菌に感染してしまった証拠で、それこそあっという間に虫歯が広がってしまうのです。

こういう時期に有効なのがフッ素です。お近くに歯科医院に相談してください。

それから、乳歯から永久歯に生え替わる時期も気をつける必要があります。よく、「乳歯はいずれ生え替わるから虫歯になっても大丈夫」と思っている人がいるようですが、とんでもない話です。小さい頃から、歯磨きをしたりおやつの時間を決めたり、バランスの取れた食生活をして歯を大事にする習慣の付いていない子が、永久歯が生え替わってから良い習慣が出来るようになるとはとうてい思えません。

乳歯がいっぺんに抜けて、永久歯が1本ずつ生えてくるわけではありません。乳歯が虫歯だらけになっている環境は虫歯菌で一杯です。そこに永久歯が生えてくるのですからもちろん虫歯菌に感染します。

乳歯から永久歯に虫歯菌が感染しないようにしなければ、大事な永久歯を駄目にしてしまいます。

乳歯のうちから、虫歯はきちんと治療し、少しでも虫歯菌を減らしておきましょう。永久歯が生えそろう頃(12歳頃)になると、免疫力も付いてきますし、歯を再石灰化する力も付いてくるので、虫歯にはなりにくくなりますが、18歳前後、親元を離れるころに、また虫歯が出来てくることがあります。親の監督下を離れて、食生活が不規則になることが原因と思われます。この時期も要注意です。

参考文献 「もう虫歯にならない」 花田信弘著 新潮OH!文庫

みそっぱ などと、なつかしい言葉。
乳歯のときから親子で共存して守り、良い口の中で
永久歯を待つ事ですね。

by ゆここ | 2006/09/23 12:45:30

乳歯から永久歯に生え替わる時期って、6~7歳 前歯から始まるんでしたっけ?
私の場合半分は乳歯一列いっぺんになくなりました。
総合病院の歯科で治療をしてたみたいで、「永久歯出てくる前に乳歯ぬいちゃえ。」そんな考えからなんでしょうか?上の列全部をぬかれました。
母はその後、下列の乳歯もぬく予定だったそうですが、「私が、かわいそうで!」止めたそうです。下の列もやっんないで良かったのかは……
そういったやり方も有るんですねー。


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