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しろくま先生のブログ
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2006年7月24日 (月)

実用的?それとも見た目?

私たちが生きている限り、歯も生き続けています。もちろん神経を抜かれてしまった歯でもです。

歯やそれを支える骨も、ターンオーバーといって、新しい骨や歯に置き換わっているのです。そのため、動きも活発です。

もし、何らかの理由で歯が欠損(抜けてしまった)してしまったら、歯は抜けて無くなった部位に倒れ込んだり、噛み合っていた歯が上へ下へ移動してしまいます。

そのため、歯が無くなってしまった場合、歯の移動や顎のバランスを取るために、何らかの義歯を入れる必要があります。

現在考えられる、義歯は大きく分けて3つあります。ブリッジ、入れ歯、そしてインプラントです。

今日は、少しエステティックな視線で、この義歯を考えてみようと思います。

今回は大きく歯を欠損してしまった場合に付いて取り上げてみようと思います。

歯が抜けてしまうと、その歯を支えていた骨は、自然と吸収してしまい、歯肉がやせてしまいます。そのことにより、口周りの張りが無くなり、顔の印象がだいぶ変わってきてしまいます。

まずは、インプラントです。

「メディカルインタビュー 医療面接」という雑誌(デンタルダイヤモンド社)の中にこの様な記述があります。

「実際に歯がなくなっただけでなく、周囲組織も喪失しているために、組織吸収量の多い症例(上顎無歯顎に代表される)では、かえって義歯のほうが、顔貌の回復に役立ち、患者の満足度が高い場合もある。」

しかし、インプラントは①咀嚼率の向上が著しい②違和感の喪失③義歯の脱着という精神的負担からの解放④歯列内配置を改善した結果、力のバランスが取りやすいと言ったメリットも多く有しています。

次は義歯です。

「幸せの入れ歯」(遠藤憲史著 現代書林社)のなかでは、義歯は、自然な美しさを取り戻す目安となるスマイルライン(にっこり笑ったときの唇の形)の回復はしやすいと述べています。

しかし、義歯はいつ外れるか分からない不安や煩わしさといったデメリットも有しています。

今回の結論から言えば、正直わかりません。

私は、インプラントを希望する患者さんがお見えになった場合、ます入れ歯をおすすめいたします。入れ歯を入れてみて、生活出来るようであれば、それはそれで良いですし、どうも入れ歯の違和感がぬぐえないといった場合のみインプラントの検討に入るようにしています。

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参考御意見で、ありがたいです、
8020 に向かってます。


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