救命・救急処置講習会
先週の土曜日に、歯科医師会主催の「救命・救急処置」の講習会に参加してきました。
これは、主に救命処置と「AED(半自動体外除細動器)」の取り扱いを講習しました。
救急医療にはどの様なものがあるのか簡単に説明すれば、
1・一次救命処置(BLS)
2・自動体外除細動器(AED)
3・二次救命処置(ACLS)
があります。しかも、現在は一般の人が1と2(BLSとAED)は行っても構わない時代になってきています。
これは、人が倒れたとき、数分放置すればすぐに死に直結してしまうという現実があるためで、我々医療従事者が収得するのはもちろん、一般の方もやはり手技だけは覚えておいた方が良いと言われています。
1の一次救急処置(BLS)にはどの様なものがあるかと言えば、
- Airway 気道確保
- Breathing 人工呼吸
- Circulation 心マッサージ
- Defibrillation 除細動
今までは、救急処置のABCと言ったのですが、最近はこれにD(除細動)が加わりました。
実際に、BLSとAEDを、奥羽大学麻酔学講座関先生に習いながら、実習を行ったのですが、様々なシチュエーションではそれぞれの処置にいくつかの配慮が必要だったりするため、実習と分かっていても非常に舞い上がってしまい手こずりました。
様々なシチュエーションに付いては、例えば診療室だったり、プールだったり、道ばただったりといつ、どこで、このような状況に陥るのかわかりません
例えば、プールでは体が濡れているためAED(自動体外除細動器)を使う前に良く体を拭くとか、体毛が多い人の場合は、側にあるテープなので体毛を除去するとか、心臓にペースメーカーの入っている人の対応とか、冷静になれば分かることが、たぶん現場では分からないと思います。
またどこにでもAEDが設置されているとは限らないために、AEDの前処置(BLS)をしっかり行わなければいけない事を今更ながら再認識しました。
何時襲って来るか解らない心臓疾患、歯科室にADEがあるのは有難いです、感謝です。