キシリトール
以前リカルデントガムについて解説したことがあります。
このリカルデントは脱灰してしまった歯に再石灰化させる力が強いと説明しました。(詳しくは平成17年11月22日のブログを参照ください)
少し種類は違いますが、キシリトールにも歯を再石灰化させる力があります。
福井県が歯科予防としてキシリトールを配布するというのです。以下にその全文を期します。
給食後のタブレットで丈夫な歯を-。福井県は2006年度から、虫歯の予防に効果があるとされるキシリトールのタブレット(錠剤)を県内の小学校に配布する。
虫歯がある子供の比率がここ数年、全国平均を上回っていることを憂慮した県が、キシリトールに注目。相談を受けた菓子大手のロッテが、錠剤を無償提供してくれることになった。
同社商品開発部は「自治体が虫歯予防にキシリトールを本格的に活用する例は聞いたことがない」と話している。
県は06年度、17ある市町で1校ずつ選んだモデル校の全児童に毎日の給食後、特定保健用食品として市販されている同社の錠剤をなめさせて効果をチェックする。07年度からは保護者にも負担を求め、対象校を増やす予定だ。(共同通信)
今回の福井県の決定は、虫歯が全国平均を上回っている事を考慮したために決定したことだけれども、とても画期的な事と思います。
今の小学生はどうか分からないのですが、私が小学生の頃は、給食後の歯磨きなんて全く行っていませんでした。現在も私の頃と同じ状況が続いているとしたら、虫歯罹患率はかなり高くなっていると思います。きちんとした歯磨きをするのが理想ですが、出来ない環境にあるならば、このキシリトールの配布は必ず虫歯罹患率をさげてくれるでしょう。
この行いが福井県だけでなく、全国に広がってくれることを願っています。
福井県の取り組み、事をおこすと虫歯の大敵お菓子やさんが
協賛してくれる、良いお話です。
そうですね、全国に広がって欲しいですね。虫歯治療なんてなくなった方がいいですよね。