歯磨き2
今日は11月8日、良い歯の日です。それにちなんで歯磨きの話をしましょう。
歯磨きをすると、そのやり方は別として、口の中の状況は一変すると言うことはすで に述べました。
しかし、中には、しっかり歯を磨いているにもかかわらず、歯周病の進行が進んでいたり、虫歯の状況が悪くなりやすいという患者さんも、残念ながらいるのです。その原因を探るべく、良く患者さんから話を聞いてみるといくつかの気になる事柄が浮かび上がります。
- 歯磨きは規則正しく複数回磨いている(朝起きて等)
- 一日2回(もしくは3回)磨いている
なぜ、ちゃんと磨いているにもかかわらず、口腔内の状況が良くならないのでしょう?
私なりに考えてみました。大きな原因は2つ考えられました。
- 磨く時期(時)が悪い
- 磨き方が悪い
患者さんの中には、ほとんど歯を磨かないのに、虫歯が全くない患者さんもいるのです。もちろん歯が欧米人並に丈夫なのかもしれないのですが、上手く生活の中に上記の2つの条件をクリアしている要素があると思われます。
では、すこし時をさかのぼり、歯磨きはいつから行われているのでしょうか?
歯磨きの歴史はとても古く、最古の歯磨きは、古代インド(BC5世紀頃)の「お釈迦様」が広めた「歯木」と古代エジプト(BC3000頃)での「チュースティック」だと言われています。しかも驚くべきことにその当時からすでに歯磨剤が使われていた形跡があるというのです。
こんなに古くから歯を大事にしてきたというのは、本当に驚きです。野生の動物は歯が無くなってしまうと死んでしまうことから、歯は生死に関わると直感的に悟っていたのでしょう。しかし、この時代の先祖たちも虫歯が多い人と少ない人がいたはずです。これは毎月多くの新型歯ブラシがは発売されている現代でも同じです。
なぜ、時間をかけて、しっかり毎日規則正しく磨いているのに虫歯になるのでしょうか?もしかしたらこの「規則正しく」というのがネックかもしれません。(歯磨き3へ続きます。)
毎回楽しく読ませていただいております。
私自身、それほどキッチリ歯みがきを
していないのですが、母親がとても歯が丈夫なので、遺伝なのかもしれませんが、虫歯になりにくいようです。ずっとフシギに思っていましたが、そのヒミツがわかりそうです…!
次回もたのしみにしています!
おすぎさん、こんにちは。
そうなんですよね~、母親の歯が良いと、子どもの歯も良い場合が多いのです。
実はそれには、秘密があります。
いつかチャンスがあれば、またブログで紹介したいと思います。