村上春樹解禁!!
私は昔から発表用のスライドを作るのが苦手なのです。
そのため、講演の依頼があると途端に落ち着きが無くなり、焦り出します。
講演慣れしている先生達は、噂によれば1週間、もしくは2〜3日前から準備するなんて話しも聞きます。
もちろん、過去に作ったスライドの在庫があるため、あまり焦らないとは思うのですが、私は全く駄目です。
今月にはこの講演があったために、私は去年からずっとスライド作製にかかり切りになりました。
実はこの講演は3年前から言われていて、3年間ずっとストレスになっていたのです(苦笑)。
講演時間は約2時間。
今までの自分の講演を振り返ると約1時間で110枚程度必要になります。1分1〜2枚、多い時は3枚使うと考えると2時間講演の時は240枚のスライドが必要になる計算となります。
結局私は370枚のスライドを作製しました。1枚作る場合、最高3日掛かったこともありました(泣)。
去年の11月から作製を始めて、作り終わったのが8月始めです。
そこから、スピーチの練習を始めました。
最初は全てのスライドを喋るのに4時間も掛かってしまいました(苦笑)。
そこから2ヶ月を掛けてスピーチの時間が2時間になるくらいまで練習し、どうしても噛んでしまうスライドや過剰な説明のスライド、重複している情報のスライドを削除して290枚までスリム化しました。
心身ともに疲れる講演発表ですが、私は願掛けを幾つかしました。
発表が終了するまで、村上春樹の新作「騎士団長殺し」を読まないと決めました。
村上春樹の新作は、発売日の2月にはamazonから届いて居たのですが。
発表1週間前に分厚い文庫本を読み始めてしまって、講演会前にキチンと読み終えて、村上春樹の新作に入れるか心配でしたが、なんとか講演する東京へ出発する前日に読了。
東京へ出発する前日にamazonの箱を開封。第1部「顕れるイデア編」を出発まえに鞄に仕込みました。
そして、講演が終了して帰宅する新幹線の中で、村上さんの新作を読み始めました。
「は〜〜、我慢して良かった」っていう感想。
今回の新作は、従来の村上春樹が帰ってきたって感想です。
何だか、体の中からゾクゾクします。
村上信者の方は2月にこの感覚を味わっていたと思うと、ちょっと乗り遅れた感が一杯です。
とにかく、なかなか出ない新作です。
ゆっくりと楽しみながら読み進めていきたいと思っています。
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