環境を整えることが大事かと
思い切って削らない治療を実践して早2年半。
だんだんと分かってきたことがあります。
確かに危険な賭でもあります。虫歯があるのに放置するのですから。
ただ、放置するのは虫歯が慢性化していて、進行が進まないと判断した場合のみ。
進行(悪化)の疑いのある虫歯は、率先して治療(削る行為)を行います。
で、削らない治療をするには、ある程度条件があるのです。
それは、虫歯にならない口腔内環境を整えてあげて、生体治癒能力を高めてあげること。
口腔内細菌の数を減らし、口腔内の力学的負担を減らす(これだけ)。
だいたい1年くらい前からその効果が出てきたのか、今までなら私が治療する患者さんの数が衛生士さんが口腔内清掃する患者さんの数より多かったのが、だんだんと逆転してきて、衛生士さんの仕事が、今は私と患者さんの数が同等か、すこしくらい多い感じになってきました。
医院の形態が主訴重視型ではなく、メンテナンス重視型に変わってきたと思うのです。
明らかに笑顔が増えましたし、精神的に豊かになった感じ。
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